表現のつまみ食い

表現のおいしいところをつまみ食いするエッセイです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

いつ変えようか

いつ変えようか。歯を磨きながらいつも考えてしまう。以前はいつ変えたのかとか、この歯ブラシで大丈夫なのかとか。 なんとなくだが、月末に変えている。以前歯科医に一か月ごとに変えることを勧められ、そのサイクルを心掛けている。 それでも気になってし…

最後の隠れ寿司

「ちらし寿司も凄いんだよ」。以前訪れたお寿司屋には、ちらし寿司も取り扱っているようだ。そちらも気になり、店仕舞いする前にまた訪れた。 「12時に来てください。その前に来ても何も出せませんから」 今回は予約を入れてみた。変わらぬ注意を聞き入れが…

強くなりたいか(はじめに 2019年版)

もうすぐ1年。ブログを開設してからそのぐらい経ったが、気分的には5年いや10年ほど経ったようだ。 その一つは変わったことを実感しているからだろう。このブログだけ見るとタイトルが「鉄道だけじゃない」だったのが、「表現のつまみ食い」と落ち着いた。著…

長距離選手の褒め言葉(風が強く吹いている)

「走。長距離選手に対する一番の褒め言葉、分かるか?」 蔵原走(以下、カケル)に語りかける清瀬灰二(以下、ハイジ)。何気ない会話だったが、このシーンが1番記憶に残っている。 答えは「早さ」かと思った。最近は監督の指導方針といった技術的な面を多く…

昔探しが捗る路線

もうあの頃の路線じゃない。9000系が退き、渋谷駅がターミナル駅をやめてからしばらく経った東横線。渋谷と桜木町を往復するだけだったのが、今では新宿や池袋を抜けて川越や所沢さらには秩父にも行けるようになった。もう知っている路線ではないようだった…

クラスのアイドル?それとも妹系?(高坂海美)

しばらくガシャを回さなくても大丈夫。ゲーム「アイドルマスターミリオンライブシアターデイズ」では、重要なアイドルのカードがガシャで手に入る。ランダムのため担当("推し"のことを示す)アイドルを引くのは至難だが、担当である田中琴葉と高坂海美のレ…

お店を畳むお寿司屋さん

平成が終わる。天皇陛下が即位されるだけでなく、その節目にお店を畳むところもある。今回訪れたお寿司屋さんも創業から47年を迎えたが、平成と共に幕を閉じるそうだ。 場所は東京の小金井になるが、個人で営むお店なので非公開とさせて貰う。座席は20人入ら…

なぜこの曲が人生を変えたのか(朝焼けのクレッシェンド)

人生を変えた一曲。あの曲のお陰で励まされたり、後押ししてくれたり。大げさかもしれないが、誰しもが一曲はあるだろう。「朝焼けのクレッシェンド」はそんな一曲である。 「朝焼けのクレッシェンド」は、「アイドルマスターミリオンライブ」のキャラクター…

スパらッティ

「寿司屋で寿司を食べないのは邪道」。小さい頃そういうことを口走り、回転寿司ではひたすらにぎりを取り続けていた。 そんなよく行った回転寿司チェーンのくら寿司に立ち寄った。家族の年齢が増してきて、ファミリー向けなこのお店に訪れるのは久しぶりだっ…

見えない鎖

カメラマンを目指して日夜模索している。模索しているが、その道のりは非常に厳しいものである。登山で例えると険しい山頂を目指しているが、登山道以前に登山口がどこなのかもわからないのだ。例え見つけたとしても登山が出来ているかもわからないので、そ…

原点とはなにか

アニメ「色づく世界の明日から」の舞台である長崎。アニメ放映前に訪れたことがあり、舞台と知ったとき不思議と親近感があった。 そんな長崎は開国の街でもあり、写真発祥の地でもある。開国したばかりだったこの街には外国人が多く、当時は日本にいなかった…

乗り越えた先の喜び(色づく世界の明日から)

まだまだ語り足りない。アニメ「色づく世界の明日から」が完結してブログを1つ更新してみたが、不完全燃焼な思いが残り、また1つ書くことにした。断片的に書きたいことはあったが、どうもまとまりがないと感じ、もう一巡して話を再度整理してみることにした。…

閉じ込んでいたのは少女だけではない(色づく世界の明日から)

魔法は一種の才能である。さらに付け加えると物語では、魔法使いが特別扱いになることがなく、絵を描いたりするのと同じことが多い。 例えばジブリ作品の「魔女の宅急便」。魔女のキキは箒で空を飛べるが、街の人たちはどういう様子だっただろうか。 今まで…