表現のつまみ食い

表現のおいしいところをつまみ食いするエッセイです。

1000人の写真展を終えて

6/7(木)~6/11(月)に「わたしのこの一枚」1000人の写真展2018にて作品を展示致しました。

実行委員会の方々、展示いただきありがとうございました。

 

 観覧する機会があり、お邪魔しました。

そのとき思ったのが数の多さ。

ジャンル、構図、色などがバラバラ。

1000人という数字がどれだけ凄いものなのか。

不透明であったが観覧してようやく実感した。

 

それに加えてこの数字が不安材料として出て来た。

先輩クリエイターの方々から写真は厳しいと告げられたことがあった。

その一つがこの数の話かもしれない。

写真を撮る人間なんかこれをはるかに上回る人数。

その中でいかに生き残れるのか。

考えるだけで少々不安になってきた。

 

そんな不安で押し潰されそうになる一方で違う感情も芽生えた。

それは自分の写真に対する思いだ。

今まで数々の写真展を見に行った。

今まで写真を何枚も撮り、何枚も見返し研究してきた。

そこで得たものは何だったのか。

その時どういう写真をつくりたいのか。

誰に見られたいのか、どういうものをつくりたいのか、どういうストーリーがあるのか。

そういう思いを一つひとつ見直し、自分の写真に対する深層を探す機会にもなった。

 

改めてこれが現実だろう。

現実と言ってもほんのはじめりに過ぎない甘いものだと思う。

その一方で写真に対する思いを一つひとつ見直す場面にも繋がった。

自分が追い求めている作品とは一体何だろうか。

もう一度作品を見ることにした。

 

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 力強い一本の桜。