緑から緑へ(箱根八景)
7月。新緑がおわり、緑が当たり前になってきた。そんな日々にちょっとした転換期が訪れていた。
トンネルを抜け到着した新型車両
久しぶりに箱根の山を上ってみたが、変わっていた。車両だけでなく、駅も綺麗に整備されていて、知っている風景が変わりつつあった。
紫陽花に囲まれながら通過する旧型車両
ただ紫陽花を楽しめるのは今年も変わらなかった。7月上旬だったが、標高が高くなるにつれて綺麗な紫陽花が咲いていた。あちこちに咲くだけでなく、電車にあたらないよう工夫されていた。こちらも綺麗に整備されているが、紫陽花を楽しめるのは昔から変わらない。
また旧型車両が限定的ではあるが、稼働していた。非冷房と蒸し暑い日には少々驚いた。乗ってみると力強い轟音がして、撮ってみると緑に映える朱色の車体がよかった。馴染みある車両を見かけるだけで安心感があった。
変わりつつある日常だが、今年は変わらないものがあった。
箱根の山を登る登山電車
花の季節がおわろうとする箱根の山。新しい緑に変わろうと、電車は上っていく。