蛇足が鍵となる(青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない)
なんだあの最終回。序盤から高評価だったのが最終回で低評価に変わるとはあのことだったかもしれない。
でも今だから言える。あの最終回が映画では重要だった。
思春期症候群と出会った女性
思春期の悩み。それが思春期症候群という病魔として現れる。病魔を解消していき思春期を乗り越えるのが、この青春ブタ野郎シリーズのおおまかな流れである。
映画では思春期症候群にかかっている梓川咲太、発症時に出会った牧之原翔子。ふたりの思春期症候群をはじめとした謎が明らかになっていく。
本当にこれでいいのか
このシリーズはリアルな人間が描かれている。映画では登場人物の絡み合いがより複雑になっている。咲太と彼女である桜島麻衣、そして牧之原翔子。それぞれの想いがぶつかり合っていき、主人公である咲太に大きな選択を迫られるようだった。
そしてアニメ最終回だが、この映画では伏線のようにも思えた。最善の策を結末までわからなくさせたのもこの話があってこそだと思う。